お米のとぎ汁は天然化粧品!?美肌や美白効果があるって本当?

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綺麗になりたいけれど、化粧品にはあまりお金をかけたくない。

このようにお考えの方は、ご家庭にあるお米を利用して美肌や美白効果を狙ってみてはいかがでしょうか?

今回は、お米のとぎ汁を使った美容法をご紹介していきますが、これならお金をかけずに、しかもお手軽に美肌づくりを行うことができます。

 

【実はすごかった、お米のとぎ汁に含まれる美容成分とは?】

 

《ビタミンB1、B2》

新陳代謝を高める作用を持つ成分であるため、お肌のターンオーバーの正常化に役立ちます

できてシミがなかなか薄くならないという方は、ターンオーバーが遅れている可能性が考えられますが、このようなお肌の状態の改善に役立つのが、ビタミンB1やB2です。

 

《ビタミンE》

抗酸化作用を持った成分で、肌細胞の老化予防効果を期待できます。

また、血行不良の改善効果も期待できますので、お肌のくすみ改善にも役立つでしょう。

 

《セラミド》

細胞間脂質であるセラミドは、もともと私たちの角質層に存在しており、外部の刺激からお肌を守る働きや、保湿する働きを持っています。

特に乾燥肌が進んでいるという方はセラミド不足が考えられますので、お米のとぎ汁を利用して、セラミド不足解消に役立ててみると良いでしょう。

 

【とぎ汁から美容成分を逃がさないためのお米のとぎ方】

美容ケアに使用するお米のとぎ汁は、以下の要領でつくりましょう。

1. 多めの水でお米全体をざっと洗い、一旦水を切る
2. 粒同士を擦り合わせる要領で、2~3分程度とぐ
3. 水を加えてお米を洗い、容器にとぎ汁を移す

お米のとぎ汁は水ですすぐほどに栄養成分が薄まりますので、1回目のすすぎ水を容器に移して美容ケアに使用しましょう

 

【こんなにある、お米のとぎ汁の美容法とその効果】

お米のとぎ汁は1回で多くの量が取れますので、さまざまな美容法に活用してみましょう。それでは、4種類のお米のとぎ汁活用法をご紹介します。

 

《パック》

お米のとぎ汁を小さめの容器(100cc程度の容器でOK)に移し、半日程度冷蔵庫で保存します。
すると、容器の底に沈殿物が溜まりますので、上澄みを捨てて沈殿物でパックを行ってみましょう。

放置時間は5分程度、ぬるま湯で洗い流したら終了です。

このパックを行うと、お肌がしっとり、ツルツルになりますので、ぜひ実践してみてください。
美肌や美白効果をしっかり実感したいのなら、週2回程度のパックがおすすめです。

 

《洗顔》

クレンジングと洗顔後、お米のとぎ汁で顔全体をバシャバシャ洗ってみましょう。
洗ったあとにはぬるま湯で軽く洗い流せばOKです。

この方法は、洗顔後のお肌のツッパリ感が気になる方におすすめです。

なお、お米のとぎ汁に含まれる米ぬかにはスクラブの働きがありますので、洗顔の際には力を入れず、お肌を優しく撫でるように行うのがコツです。

 

《入浴剤》

お米のとぎ汁に日本酒を少々加え、入浴剤として使ってみましょう。

お湯から出たあとのお肌はしっとりと整いますので、普段から全身の乾燥肌が気になる方にはぜひ、実践していただきたい方法です。

また、消臭効果も期待できますので、体臭が気になる方も実践してみると良いでしょう。

 

《シャンプー後のコンディショナー》

シャンプー後、お米のとぎ汁をコンディショナー代わりに使ってみましょう。

その際には、髪だけではなく頭皮にもお米のとぎ汁を行き渡らせて1分間程度放置、あとはぬるま湯で洗い流しましょう。

この方法には、髪や頭皮の乾燥予防効果を期待できますので、特に抜け毛が気になる方におすすめです

 

【お米のとぎ汁はここに注意しましょう】

お金をかけずに美肌や美白、保湿効果など、嬉しい効果を期待できるのが、お米のとぎ汁を利用した美容法です。

なお、お米のとぎ汁美容法を実践する際には、以下の点に注意してください。

 

《アレルギーに注意》

お米はアレルゲンになる可能性がある食品であるため、とぎ汁にもその成分が含まれています。

お米に対するアレルギーがある方は、残念ながらこの美容法は実践できませんので、コメアレルギーの可能性がある方は、十分に注意してくださいね。

 

《保存方法について》

お米のとぎ汁は常温保存できませんので、余った分は必ず冷蔵庫で保存してください。

また、冷蔵庫で保存しても日持ちしませんので、2日程度を目安として使い切ることを心がけることが大切です。