一見すると水分ばかりで、あまり栄養素を含んでいないのでは?と思ってしまいがちなスイカ。
ですが、実はスイカには美容やアンチエイジングに役立つ素晴らしい成分が含まれていることをご存知でしょうか?
目次
【スイカの美容・アンチエイジング成分をご紹介!】
それではまず、スイカに含まれている美容やアンチエイジング効果を期待できる成分についてご紹介します。
《シトルリン》
ウリ科の植物に含まれている遊離アミノ酸の一種で、血流の改善効果を期待できます。
また、シトルリンは皮膚内部にも存在し、天然保湿成分(MMF)としての役割を果たしていますので、スイカからシトルリンを摂取することがお肌の保湿機能促進にもつながります。
さらに、肌細胞を老化へと追い込む活性酸素除去作用もありますので、肌年齢が気になり始めたら積極的に摂取しておきたい成分です。
《β-カロテン》
スイカに含まれるβ-カロテンは、体内に取り込まれるとビタミンAに変性され、細胞の新陳代謝促進作用による肌老化予防に貢献します。
《リコピン》
トマトなどに含まれていることで知られているリコピンには、強い抗酸化作用があるといわれ、アンチエイジング効果を期待できます。
スイカにはトマトの約1.5倍のリコピンが含まれていますので、毎日少しずつでも摂取することが、年齢肌の予防や改善に役立つでしょう。
《カリウム》
ナトリウムを体外に排出される作用を持ち、むくみ改善効果を期待できる成分です。
また、スムーズな筋肉の収縮運動にも貢献する成分ですので、筋肉の老化予防にも役立ちます。
《ビタミンC》
強い抗酸化力を持つ成分で、体内の活性酸素の発生を防いだり、メラニン色素の生成を抑えたりする働きを持っています。
この成分は、お肌からは吸収されにくいという性質を持っているため、スイカなどの食品から摂取することがアンチエイジングに役立ちます。
【ほかにもあった!スイカに期待できる効果!】
スイカに含まれるシトルリンには血管拡張作用もあり、この作用によって血流が良くなると運動パフォーマンスも向上します。
すると、身体全体の機能も自然に向上し、血行不良による身体の冷えやむくみ、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防や改善効果も期待できるようになります。
さらに、脳の血流が良くなることによって脳梗塞や脳血栓といった、生命の危機に関わる病気の回避にも役立ちます。
また、カリウムにはカルシウムの体内蓄積を助ける作用がありますので、女性に多いといわれる骨粗鬆症の予防や改善にも役立つでしょう。
【スイカの皮は食べにくい!おススメの食べ方をご紹介!】
スイカの果肉には、上記でご紹介した素晴らしい成分が含まれていますが、その成分の含有量が果肉よりも多いのが皮部分です。
ですが、皮部分ってちょっと食べにくいイメージがありませんか?
大丈夫、スイカの皮は工夫次第で美味しくいただくことができます。
《スイカの塩昆布和え》
1.スイカの皮を薄くスライスする
2.ジッパーつきポリ袋にスイカと塩昆布を入れてよく揉みこむ
3.冷蔵庫で1日寝かす
たったこれだけで、美味しいスイカの皮と塩昆布の和えものができます。
《浅漬け》
1.スイカの皮を薄くスライスする
2.ボウルにスイカの皮と塩少々を入れてよく揉みこむ
3.漬物器に入れて1~2時間放置する
これも、とてもお手軽にできるメニューですね。
なお、塩をあまり多く入れ過ぎてしまうと塩分過多になりますので、塩分量には十分に注意してください。もしも塩を入れ過ぎた場合には、食べる前にサッと水洗いするか、水を張ったボウルにスイカを入れて3分間程度塩抜きしたあとに硬く絞っていただきましょう。
《スイカのコンソメスープ》
1.水を入れた大鍋にざく切りにしたスイカの皮とお好きな野菜を入れ、火にかけて野菜が柔らかくなるまで煮る
2.コンソメで味を整える
このスープは冬瓜スープによく煮ていて食べやすく、おまけにお好きな野菜も同時に摂ることができるおすすめメニューです。
夏バテで食欲がないときなどには、ぜひこのスープで栄養バランスを整えてみてください。
また、少量の肉を入れるとスープにコクが生まれますが、その際にはなるべく脂肪分が少ない鶏ささみや豚赤身肉などがおすすめです。
《スイカの皮の中華炒め》
こちらのビデオでは、「スイカの皮の簡単中華炒め」が紹介されていますので、ぜひ参考にしてみてください。
これらはほんの一例ですが、スイカの皮は癖がなく、工夫次第でさまざまにアレンジすることができます。
スイカをアンチエイジングに役立てたいという方は、ご自身で工夫を加えてさまざまなレシピに挑戦してみると良いでしょう。