抗酸化作用を味方に!アンチエイジングの大敵「酸化」から体を守る方法

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「抗酸化作用」という言葉はよく耳にするかと思いますが、では抗酸化作用がいったいどんな働きをするのか、ご存じでしょうか?

今回の記事で取り上げる「抗酸化作用」は、多くの女性の関心事であるアンチエイジングと大きな関わりがあります。

歳を重ねても女性らしい美しさを保ち、毎日を若々しく過ごしていくためには、抗酸化作用を暮らしに上手に取り入れることがとても大切。

ここでは、アンチエイジングに関心のある女性に向けて、抗酸化作用とは何か、アンチエイジングのためには何をすればいいのかを、わかりやすく説明していきます。

 

【抗酸化作用とは?】

抗酸化作用とは、「活性酸素を抑えて体の酸化を防ぐ働き」のことを言います。

私たちが呼吸をすると、入ってきた酸素のうちの約2%が「活性酸素」になると言われています。
つまり、生きているかぎり活性酸素の発生を止めることはできません。

実は、この活性酸素こそが体の老化を早める原因なのです。

そこでまずは、「活性酸素」と「酸化」についてくわしく見ていきましょう。

 

《活性酸素はなぜ体に良くないの?》

活性酸素は、強い酸化作用を持ちます。
そのため、体内に活性酸素が大量に発生すると、体のあちこちの細胞がどんどん酸化してしまうことに…。

ですが、もともと活性酸素は、体内に入ってきた異物を除去するという役割を担っています。
作用があまりに強力なために負の面ばかりが目立ってしまいますが、活性酸素自体は体のために働いているわけですね。

ところが、何らかの要因で活性酸素があまりにも大量に発生すると、必要以上に働き過ぎて自分の体の細胞まで傷付けてしまうのです。

そのため、適量を超えて発生する活性酸素は、何とかして防がなくてはなりません。

 

《酸化はこんな老化現象をまねく》

活性酸素による酸化は体に多くの悪影響を及ぼし老化現象をまねいてしまいます。

特に30代以降の女性にとって深刻なのは、「シミ・シワ・たるみ」などの肌の衰えや、白髪の発生、
そして骨や歯が脆くなることなどでしょう。

さらに、免疫力が落ちるため、体が疲れやすくなったり、風邪を引きやすくなったり、生活習慣病を患いやすくなったりと、良いことはひとつもありません。

 

《酸化を防ぐ「抗酸化作用」のパワー》

呼吸をするだけで活性酸素が発生してしまうのなら、いったいどうやって酸化を防げばいいの?
と思うかもしれません。

でもご安心ください。

実は、人の体には、酸化に対抗する力が備わっているのです。

それが冒頭で述べた「抗酸化作用」です。

抗酸化作用には、活性酸素の発生を抑えたり、体が酸化するのを防いだり、活性酸素で受けたダメージを修復したりといったパワーがあり、私たちが元気で若々しい体を維持するために大切な働きをしています。

抗酸化力を高めることでこのパワーが最大限に引き出され、体が錆びるのを防ぐことが可能なのです。

もちろん、抗酸化作用がしっかり働けば、女性にうれしいアンチエイジング効果も期待できます。

全身の細胞が錆びて老化現象があちこちに現れてくる前に、「抗酸化作用」をくわしく知り、積極的に生活に取り入れていきましょう。

 

【抗酸化作用を高める生活習慣】

過剰な活性酸素から身を守るため、ぜひ取り入れたい生活習慣をご紹介します。

できることから少しずつ取り組んでみてくださいね。

 

《紫外線を避ける》

肌に紫外線を浴びると、活性酸素が発生します。

過剰に日光に当たり過ぎると活性酸素も大量に作られ、細胞に大きなダメージを与えてしまいます。

しっかり紫外線対策をして、必要以上の活性酸素を作らないようにしましょう。

 

《タバコを吸わない》

喫煙によってニコチンやタールが体内に入ると、活性酸素が作られてしまいます。

さらに、タバコによって抗酸化物質である「ビタミンC」が大量に消費されてしまうため、活性酸素の害を受けやすくなってしまうのです。

アンチエイジングのためにはやはり禁煙が好ましいでしょう。

 

《ストレスをためない》

ストレスも活性酸素を増やす要因のひとつ。

人はストレスを受けると、それに対抗しようと「副腎皮質ホルモン」を分泌するのですが、この過程で活性酸素が発生します。
また、タバコ同様、ストレスもビタミンCを大量に消費するため、体内の抗酸化力が弱まって打撃を受けやすくなります。

ストレスを上手に発散することは、心身の健康のためにとても大切。ぜひ日頃からリラックスできるひと時を持ちましょう。

 

《食品添加物をできるだけ避ける》

活性酸素を誘発しやすいと考えられているのが、人工的な食品添加物。

合成されて作られた化学物質は、体にとっては異物に他なりません。そのため体内に入ると活性酸素を発生させてしまいます。

合成食品添加物は他にもアレルギーの原因になったり、長年食べ続けることで体に悪影響を与えたりする可能性もあるため、できるだけ自然なものを自然に近い形で食べるのがおすすめです。

 

《適度な運動をする》

一般的に「運動は体にいい」とされていますが、あまり激し過ぎる運動は逆に活性酸素を作り出してしまいます。

理想は「適度な負荷の運動」。

抗酸化作用の面から見れば、ジョギングよりはウォーキング、水泳よりは水中ウォーキングの方が望ましいでしょう。

 

【抗酸化作用の強い食品】

美容やアンチエイジングのためには、食べ物から抗酸化作用を取り入れることが非常に効果的です。

ポリフェノール、βカロチン、ビタミンC、ビタミンE、そして亜鉛やセレンなどのミネラル類は、代表的な抗酸化物質でアンチエイジング効果もバッチリ。

これらの栄養素を普段の食事で積極的に摂るようにして、体の内側から肌老化を防いでいきましょう。

 

《ぜひ食べたい抗酸化食品》

栄養はバランスよく摂るのが理想ですが、特に以下のものを意識して食卓に並べるようにしてみましょう。

・ニンジン、カボチャなどの緑黄色野菜
・トマト、スイカ
・バナナ
・アサイー
・イチゴ、ベリー類
・ゴマ
・大豆製品

飲み物では、ポリフェノールが豊富な次のようなものがオススメです。

・赤ワイン
・緑茶
・ココア

 

【まとめ】

いかにして活性酸素を減らすかというのは、美容と健康において永遠のテーマと言えるでしょう。

酸化とは老化のことであり、アンチエイジングの大敵です。

ぜひこの記事に書かれていることを参考に「抗酸化作用」を味方につけて、シミやシワのない美しい肌、生き生きとした健康なカラダを保っていきましょう。