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【若くても毛穴は開く!意外なその原因とは?】
頬の毛穴の開きというと、ある程度年齢を重ねた方に多いというイメージがないでしょうか。
確かに、年齢を重ねることが頬の毛穴の開きの原因になることもありますが、10代、20代という若い年代の方にも見られるのが頬の毛穴の開きです。
それでは、年代別・頬の毛穴の開きの原因についてご紹介します。
《若い年代でも毛穴が開く原因とは?》
あなたは現在、脂性肌に悩まされてはいないでしょうか。
もしそうだとしたら、まずはその脂性肌を改善しなくてはなりません。
まず気をつけていただきたいことは、表皮の皮脂を取りすぎないということです。
脂性肌が気になると、とにかくその皮脂を落としたいという気持ちから、1日に何度も洗顔する、メイクをしている方の場合ではこまめに油とり紙で皮脂を取るというケアをしてしまいがちです。
ですが、洗顔や油とり紙で表皮の皮脂を取り続けていると、バリア機能の生成を目的として、皮脂分泌がどんどん多くなります。
これは、表皮の乾燥によって皮脂線の活動が活性化されることで起こりますので、まずは皮脂を取りすぎないという点に注意を払ってみましょう。
《加齢で毛穴が開く原因とは?》
年齢を重ねると、頬の筋肉が徐々に緩み、緩んだ筋肉で頬が下方へ引っ張られると、毛穴が下方に伸びて涙状の毛穴の開きが起こることがあります。
また、長年浴び続けてきた紫外線の影響を受けて皮下の活性酸素量が増え、コラーゲンやエラスチンなどの細胞が傷つけられることによって肌老化が起こり、毛穴が目立ってくることもあります。
これらは基本的に頬のたるみと共に起こりますので、この状態を改善するためには、ひとまず頬のたるみ改善から始めてみると良いでしょう。
【毛穴の開きにはさまざまな種類があります】
それでは、頬の毛穴の開きにはどのような種類があるのか、見ていきましょう。
《皮脂詰まり毛穴》
丸く開いた毛穴が気になるのであれば、それは皮脂詰まりによる頬の毛穴である可能性が高いでしょう。この毛穴の開きは、皮脂とターンオーバーによって剥がれた角質が毛穴に入り込むことによって起こります。
この毛穴の開きは、比較的若い年代の方に起こりやすいという特徴を持っています。
《黒ずみ毛穴》
皮脂詰まり毛穴を長期間放置していたことによって起こる毛穴の開きで、毛穴の内容物が酸化することによって黒ずみが目立った状態です。
この毛穴の開きは、皮脂詰まり毛穴の延長線上にありますので、若い年代の方に多く見られます。
《色素沈着毛穴》
洗顔やピーリングなど、外部の刺激を毛穴が受けることによって、毛穴自体に色素沈着が起こっている状態です。
この毛穴の開きは年代を問わず起こりますので、洗顔をはじめとするスキンケア方法に注意を払うことが、改善の第1歩となります。
《たるみ毛穴》
頬の筋肉の緩みによって起こる頬の毛穴の開きで、下方に向かって涙状に広がります。
このタイプの頬の毛穴は長期間放置するほどに広がりが大きくなりますので、見つけ次第早めに改善を試みる必要があります。
この毛穴の開きは若い年代の方には少なく、中高年以降の方に多く見られるという特徴があります。
《帯状毛穴》
開いた毛穴同士が結合し、帯状の大きな毛穴をつくり出した状態です。
この毛穴の開きは、小鼻から頬全体に起こりやすく、最終的にはシワとなって表皮に残ります。
この毛穴もまた、中高年に多く見られます。
【今日から始めよう、毛穴ケア!】
それでは、毛穴のタイプ別の改善方法をご紹介しましょう。
《皮脂詰まり毛穴、黒ずみ毛穴》
なにはともあれ、過剰な皮脂分泌を抑えることが先決です。
そのためには、洗顔は朝と夜の2回に留め、泡立てた石鹸または洗顔フォームで優しく洗顔してみましょう。
さらに、洗顔後に保湿ケアを行うことが、過剰な皮脂分泌の改善に役立ちます。
《色素沈着毛穴》
洗顔後に、ビタミンC誘導体やビタミンE誘導体、アルブチンなど、美白作用&抗酸化作用を持つ成分を配合した化粧品でケアを行ってみましょう。
また、色素沈着は紫外線の影響を受けると悪化する可能性が高くなりますので、紫外線ブロックケアもあわせて行うと良いでしょう。
《たるみ毛穴、帯状毛穴》
この毛穴もまた、抗酸化作用を持つビタミンC誘導体やビタミンE誘導体によるケアがおすすめできますが、乾燥肌を伴っているのであれば、セラミドやヒアルロン酸配合の化粧品もおすすめできます。
さらに、これらのタイプの毛穴の開きを改善するためには頬の筋肉を鍛えるエクササイズを行うことも大切ですので、よく知られている「あいうえおエクササイズ」をはじめとするエクササイズを日課にしてみると良いでしょう。
こちらのビデオで「あいうえおエクササイズ」が紹介されていますので、ぜひ参考にしてみてください。
もちろん、紫外線からお肌を守る工夫を行うことも大切ですよ。