ダイエットやアンチエイジングには『酵素』がいいらしい!?酵素に期待できる美容効果とは?

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酵素ダイエットをはじめ、酵素を利用した健康法はいくつかあります。

ですが、「酵素」って何?と聞かれると、その実態についてご存じない方は多いのではないでしょうか?

また、酵素がいいと聞いても、どのような効果を期待できるのかご存じないという方も多いことでしょう。

今回は、ダイエットやアンチエイジングなど、酵素の美容効果についてご紹介します。

 

【そもそも酵素とは?どんな役割があるの?】

酵素には、体内で産生される潜在酵素(体内酵素)と、食品から摂ることができる食物酵素があり、潜在酵素は消化酵素代謝酵素の2種類に分類されています

では、これらの酵素にはどのような役割があるのでしょうか。

 

《消化酵素》

消化酵素は、文字通り食品から取り込まれる栄養成分を消化させる役割を持つ酵素で、タンパク質や炭水化物、脂質などの成分ごとに担当する酵素が決まっています。

この酵素は膵臓から分泌されるほか、唾液にはアミラーゼ、胃液にはプロテアーゼという消化酵素が含まれています。

 

《代謝酵素》

主として新陳代謝を促進する役割を持つ酵素ですが、免疫力の向上作用毒素の排出作用も持っています。

さらに、この酵素には細胞の修復作用もありますので、アンチエイジングに欠かすことができない酵素だということがわかります。

このように、潜在酵素は私たちの健康維持や美容に欠かせないものであり、これらの補助的な役割を果たすのが、食物に含まれている食物酵素です。

 

【酵素の美容やアンチエイジング効果をご紹介!】

消化酵素がきちんと働いていないと、食物の消化・吸収力が落ちます。

すると、身体の隅々にまで栄養成分が届きにくくなり、栄養不足によるお肌の老化スピードや薄毛のスピードが速まるリスクが高まります。

また、消化力が弱まると、若い頃には平気で食べることができた油分の多い食品が、胸やけの原因になることもあります。

さらに、代謝酵素の働きが鈍った場合では、免疫力の低下や細胞の入れ替わるスピードが遅れることになりますので、ターンオーバー周期が長くなるでしょう。

つまり、体内の酵素が不足しなければお肌や髪の健康が保たれることになり、アンチエイジングに役立つということです。

 

【酵素はダイエットにもいいってホント?】

年齢とともにどんどん低下するのが代謝機能で、その機能が鈍ればそれだけ脂肪の代謝スピードも鈍り、太りやすくなります。

一般的に「中年太り」と呼ばれているのは、年齢による代謝機能の衰えが原因となって起こりますが、その原因のひとつとして挙げられるのが、体内の酵素不足です。

このように代謝機能が衰えると、少量の食事でも太りやすくなるほか、ダイエットをしてもなかなか痩せないという現象が起こりやすくなります。

ということは、体内の酵素の消費量を減らして、なおかつ食品から酵素を補うことが、ダイエットに役立つということになりますね。

 

【加齢により減少する酵素量、体内の酵素量が若さの秘訣?】

潜在酵素の1日の産生量はほぼ決まっており、コンスタントに産生されていれば、お肌が衰えたり太りやすくなったりする確率は低いでしょう。

ところが、体内で産生される酵素の量は年々減りますので、これによって体内に貯蔵されていた酵素がどんどん消費されていくと、中年太りやお肌の衰えが顕著に現れることになります。

これを最小限に留めるためには、食物酵素をなるべく摂ることが大切ですが、食物酵素を摂るに当たっては、いくつか注意しなければならない点があります。

 

【酵素はこうやって摂ろう!酵素は食品からも摂れます!】

お手軽に酵素を摂りたいのであれば、酵素ドリンクやサプリがおすすめできるでしょう。

ですが、わざわざこれらを用意しなくても、酵素は私たちが普段口にしている食物から摂ることができます。

 

《食物酵素を多く含む食品について》

食物酵素は、パイナップル、パパイヤ、アボカド、ブロッコリー、大根、納豆などの発酵食品に多く含まれています。

これらはどれも簡単に摂ることができますので、どれか1種類でも毎日のメニューにプラスしてみると良いでしょう。

 

《食物酵素を摂取する際の注意点とは?》

食物酵素は熱に弱く、およそ48℃以上の熱を加えると壊れると考えられています。

つまり、食物酵素を摂るに当たっては、加熱せずに食べる必要があるということです。

また、食物酵素は1度に大量に摂ったからといって体内の酵素量不足を補えるわけではありませんので、少量であっても、毎日コツコツと摂取し続けることが大切です。